ドラマ『波うららかに、めおと日和』第2話ネタバレ解説|ぎこちない新婚旅行と心の距離

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突然結婚し、寝食を共にすることになった江端なつ美(芳根京子)と帝国海軍に勤める瀧昌(本田響矢)。お互いどう接すれば良いのか分からず、ぎこちない新婚生活を送っていた。

そんな中、瀧昌は仕事で2ヶ月間家を空けることに。夫を待つなつ美の元に、瀧昌から電報が届く。母屋に住む柴原郁子(和久井映見)は、明後日なつ美と瀧昌が会うことを聞き、「新婚旅行ね!おめかししなきゃね!」と言い放つ。ワンピースで約束場所へと向かうなつ美。目の前に現れたのは、白い軍服制帽姿の瀧昌だった。

お互いがお互いの姿に見惚れ、緊張してぎこちない空気に・・・。その後、パン屋で初めてのクリームパンを食べ、二人は海へと向かう。 その夜、旅館の風呂から上がった二人が部屋に戻ると、2枚の布団が並べて敷いてあった。

電気を消す瀧昌を見て、緊張するなつ美。すると、瀧昌は窓を開け、星を眺めると「星や太陽から艦の位置を割り出す仕事があって」と話し始める。瀧昌の近くに座り、興味深く話を聞くなつ美。そして今度は、なつ美が自分の家族の話を始めるが、自分を見つめる瀧昌を意識して赤面してしまう。

見られると恥ずかしいというなつ美に、見ないかわりに触れてもいいかと尋ねる瀧昌。手を握った二人は見つめ合って・・・。

引用元:TVer 詳細ページ『波うららかに、めおと日和』

今回は、第2話のストーリーをネタバレを交えて振り返りながら、印象的な場面や見どころ、今後の展開への期待をたっぷりとご紹介します。

手を握り合い、初めてのキス

緊張が解け始めたなつ美と瀧昌。

お互いの手をそっと重ね合い、初めてのキスを交わします。

そのまま、瀧昌はなつ美を優しく抱きしめ――まさに心が通じ合った瞬間でした。

突然寝てしまったなつ美に慌てる瀧昌

しかしその直後、なぜかなつ美の様子が急変。

なんと、眠ってしまったのです。

拍子抜けしたような瀧昌は、驚きと困惑が隠せません。

翌朝のやり取りが微笑ましい

翌朝、なつ美が眠ってしまった理由が明らかに。

「酸欠だったのかも…俺のせいか……」と反省気味の瀧昌。

「次からは鼻で呼吸をしてみては?」と、まさかの助言まで飛び出します。

しかしすぐに「朝からする話じゃないですね」と照れ隠し。

微笑ましい夫婦のやり取りに、思わず頬が緩みます。

旅の続きを楽しむ二人

観光に出かけ、気持ちを新たに旅を満喫するなつ美と瀧昌。

ふとした瞬間に、またキスを交わそうとするふたり――

しかしそのタイミングで、旅館の人が慌ただしく現れます。

「軍の使いの方が来ています」と告げられたその瞬間、

瀧昌の表情が一変し、現実へと引き戻されます。

突然の呼び出し、そして別れの時

軍からの急な呼び出しで、瀧昌は再び海へと戻ることに。

なつ美は気丈に「お気をつけて行ってらっしゃいませ」と送り出します。

「仕事だから仕方ない」「一晩一緒に過ごせただけで十分」

そう言い聞かせながらも、心には寂しさが募っていくのです。

なつ美のもとに戻ってきた瀧昌の言葉

見送りの後、思いがけず瀧昌が引き返してきます。

そして真剣な面持ちで「一度しか言わないからよく聞いて」と一言。

「演習後、8月24日に横須賀に寄港します」

その情報は誰にも言わないようにと釘を刺されますが、

きっとそれは、なつ美のことを思っての行動なのでしょう。

一週間後、なつ美は実家へ帰省

瀧昌との一晩の思い出を胸に、なつ美は一週間後に実家へ戻ることに。

久々の実家で、懐かしい空気に包まれるなつ美ですが、思いがけない再会が待っていました。

幼なじみ・瀬田準太郎との再会

実家で出会ったのは、かつての幼なじみ・瀬田準太郎。

「……あの瀬田くん?」と、なつ美は戸惑いを隠せません。

子どもの頃のやんちゃな姿とは一変し、落ち着いた雰囲気に驚くなつ美に、

瀬田は「昔は本当にごめん」と、真摯に頭を下げます。

苗字が変わったことで呼べた「なつ美」という名前

なつ美が夕飯の支度で席を外したとき、瀬田がぽつりと漏らします。

「皮肉だな。苗字が変わったから、名前で呼べるようになるなんて……」

その思いが強くなった瞬間、つい力が入り、貼り直した障子を破ってしまいます。

瀬田の胸には、いまだなつ美への想いがあるようです。

冷たい人と誤解されるなつ美

夕飯の席では、瀬田も同席。

なつ美は「瀧昌がいつ戻るのか」と尋ねられます。

本当は瀧昌から8月24日に横須賀へ寄港することを聞いていたものの、「誰にも言うな」と言われていたため、

「軍事機密だから」と答えます。

すると「冷たい人だね、なっちゃん可哀想」と心無い言葉が。

なつ美はしっかりとした口調で言い返します。

「瀧昌さまは最大限気にかけてくれてる。私は可哀想じゃない」

その一言に場は静まり返ります。

翌朝のなつ美の後悔

翌朝、なつ美はひとり「昨日はちょっと失敗したなぁ」と反省の独り言。

そこへ現れたのは瀬田。彼に呼ばれて向かった先には、ふゆちゃんが待っていました。

ふゆちゃんからの謝罪と、なつ美の本音

ふゆちゃんは「昨日はごめんなさい」と謝ります。

なつ美は「寂しいっていうのは図星だったから、謝らないで」と素直な気持ちを打ち明けます。

ふたりの間に流れる空気がやわらぎ、ふゆちゃんからある提案が――。

「甘え方を考えよう」とふゆちゃんの提案

なつ美の本音を聞いたふゆちゃんは、「甘え方を考えてみようよ」と前向きな提案をします。
「私は大丈夫だから……」と遠慮がちななつ美に、瀬田は「ふゆちゃんも一生懸命考えてるから、付き合ってあげて」と後押し。
こうして、“甘え方講座”がスタートします。

なつ美、初めての甘え方に挑戦

ふゆちゃんの指導のもと、なつ美は瀬田に小さなお願いをしてみます。
ふゆちゃんは大満足で、「次ははる姉の番!」とさらにパスを回します。
はる姉は「妻は夫を支えるもので、甘えるものじゃない」と真顔で言い放ち、なつ美は少し気後れ。

母が伝授する“甘え方の極意”

そんな空気を変えたのは、なつ美の母でした。
「甘えるって、意外と簡単なのよ」と、
腕の袖をつまみ、首を傾げて、優しく名前を呼ぶ……その仕草に一同納得。
なつ美も瀬田を相手に実演してみせます。

瀬田の切ない笑顔とひとりの時間

なつ美の甘え方に対し、瀬田は「いいと思います」と笑顔で応じますが、内心は複雑。
「ちょっと小用に」とその場を離れ、一人きりになった瀬田は小さくため息。
彼の淡い想いが胸に染みます。

一方、瀧昌は初キスを思い出して……

場面は海上の瀧昌へ。
なつ美との初めてのキスを思い出しては、ひとりで思わずにやけ顔。
それを見た深見に「浮かれてるな」と冷やかされ、「そんなことない」と否定するも、箸の持ち方が逆さになっていて動揺がバレバレ。

深見の忠告と瀧昌の決意

「花でも贈ってやれよ。長く家を空けて、嫁が他の男に気持ちが向くなんて話もある」と深見。
「なつ美はそんなことしない」ときっぱり答える瀧昌の言葉には、信頼と愛情がにじみ出ています。

瀬田との別れ、そして静かなエール

一方その頃、瀬田は実家を離れることに。
なつ美が見送りに出て、少しの世間話のあと――
瀬田はふと真剣な表情で、「綺麗になったな」と一言。
そのまま「じゃあ、元気でな」と背を向け、なつ美も「瀬田くんも」と静かに別れを告げます。
ふたりは心に何かを残したまま、それぞれの道へと歩き出しました。

そして迎えた8月24日――再会の日へ

時間は流れ、ついに8月24日。
なつ美と瀧昌が約束した、横須賀での再会の日がやってきます――。

早足で帰る瀧昌と、ついてくる深見

横須賀に上陸した瀧昌は、再会を心待ちにしていたなつ美の元へ向かって、足早に帰路につきます。
そんな彼のあとをついてくるのは深見。「奥さんに会ってみようかな」と軽い調子の深見に、瀧昌は「なぜついてくる」と迷惑そう。
そのまま瀧昌は深見を振り切って早足で去ってしまいます。

芸者に囲まれる深見と、思い出される言葉

深見も追いかけようとしますが、芸者たちに囲まれて足止めをくらい、結局そのまま見失ってしまいます。
一人になった瀧昌は、船の中で深見に言われた「花でも贈ったらどうだ」という言葉をふと思い出します。
その勢いで花屋に立ち寄るものの、どうしていいか分からず戸惑う瀧昌。
店員に声をかけられても「花が欲しい」と言い出せず、結局逃げるように店を後にします。

再会する瀧昌となつ美

家の外で待っていたなつ美と、ついに瀧昌が再会。
「待ちきれなくて……」と嬉しそうになつ美が言うと、思わずにやける瀧昌。
その表情をごまかそうとする瀧昌に、なつ美は「様子がおかしい?疲れてるのかな?」と首を傾げます。

甘え方の実践に焦る瀧昌

なつ美は母に教わった甘え方を思い出し、勇気を出して実践します。
しかし、瀧昌は冷静さを装いながら「腰に短剣があるので……」とやんわり距離を取ってしまいます。
なつ美は少し落ち込み、「瀬田くん相手ならうまくできたのに」と独り言のようにつぶやきます。

「瀬田くん?」に動揺する瀧昌

その一言に思わず反応する瀧昌。「瀬田くん?」「弟さん!?」と聞き返します。
船の中で深見が言っていた「長期の留守で嫁が他の男を恋い慕うように……」という話が頭をよぎり、不安を感じ始める瀧昌。

食事の間も気になる「瀬田」

なつ美が夕飯の支度をしている間も、瀧昌の心はモヤモヤ。
「毎日一緒にいれば、こんなこと気にしなくて済むのに」と思いながらも、なつ美の料理に「問題ない」としか言えません。
本当は「おいしい」と伝えたいのに、言葉が足りない瀧昌です。

「相談があるんです」と言われて……

夕食中、「相談があるんです」と真面目な表情のなつ美。
瀬田のことかと焦る瀧昌でしたが、なつ美の相談は「お母さまの料理にはどうしたら近づけますか?」という可愛い悩みでした。
瀧昌はようやく「なつ美さんの料理は、俺好みです」と言葉にします。

どこかすれ違う、気になる過去

実家での出来事――瀬田とのことが気になって仕方ない瀧昌。
けれど、なかなか聞き出せずに会話が空回り。
話せば話すほど、なぜか誤解が膨らんでいきます。

「今夜、初夜を最後までします」

夕食後、瀧昌は「夕飯が終わったらすぐにお風呂に入ります。なつ美さんも、すぐに入ってください」ときっぱり。
そして続けて「今夜、初夜を最後までします」と真剣に言い放ちます。
「えっ」と驚くなつ美――。

そして夜が更けていく…

お風呂を済ませ、寝室へ向かう瀧昌となつ美。
ふたりの夜が、いよいよ本当の意味で始まろうとするところで――
物語は次回へと続きます。


少しずつ歩み寄る二人の姿に、胸が温かくなると同時に、もどかしさも感じる第2話でした。不器用ながらも、確実に前進しているふたりの関係が、これからどう変化していくのか。

次回、第3話ではどんな出来事が待ち受けているのでしょうか?引き続き、見逃せない展開が続きそうです。

▶︎【ネタバレあり】第3話の感想はこちらの記事でご紹介しています。

▶︎【ネタバレあり】第1話の感想はこちらの記事でご紹介しています。

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