「波うららかに、めおと日和」ドラマ第3話感想|ネタバレありで夫婦の絆に涙!

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今回は、第3話のストーリーをネタバレを交えて振り返りながら、印象的な場面や見どころ、今後の展開への期待をたっぷりとご紹介します。

見つめ合う瀧昌となつ美

なつ美は瀧昌に向かって「少しよろしいですか?」と声をかけます。

そして、「瀧昌さま、おかえりなさいませ。無事でなによりでした。お会いした時は嬉しくてつい……。ちゃんと言えなかったので」と、改めて気持ちを伝えました。

その言葉を聞いた瀧昌は、自分が嫉妬心から初夜を最後まですることにこだわってしまったことを情けなく感じます。

「なつ美がこんなにも純粋なのに」と心の中でつぶやきながら、瀧昌は「やっぱりやめましょう、初夜を最後までするのは」と言いました。

突然の言葉に、なつ美は「え?」と驚きます。

瀧昌は、嫉妬から一人で先走ってしまったことを謝罪しました。

「頭をあげてください」と優しく伝えるなつ美。

そして瀧昌は、「代わりと言ってはなんですが、明日近くを一緒に散歩しませんか?」と誘います。

その提案に、なつ美は再び「え?」と首を傾げました。

朝食を共にするふたりと散歩の準備

朝になり、瀧昌となつ美は一緒に朝食をとります。

なつ美はお茶を差し出しながら「近くを歩くということですが、どのような服装で行けばよろしいのでしょうか?」と尋ねました。

「え?」と一瞬戸惑う瀧昌。

なつ美は「訪問着のようなきちんとしたものがいいのか、それともこの前のような洋装がいいのでしょうか?色も考えてみたのですが、分からなくなってしまって」と続けます。

それに対し瀧昌は、「堅苦しくない方がいいです。むしろ部屋着のようなものの方が」と返します。

そして「今日は風呂に早めに入り、夕涼みがてら行きましょう」と提案しました。

その言葉に、なつ美は微笑みました。

清涼着で現れたなつ美

夕方になり、お出かけの時間を迎えます。

「瀧昌さま、こんな格好はいかがでしょうか?」と、なつ美が後ろから声をかけます。

なつ美は清々しく涼しいと書く「清涼着(せいりょうぎ)」という服装を身にまとっていました。

それを見た瀧昌は「涼しそうでいいですね」と感想を伝えます。

なつ美は「次女のあき奈姉さんからもらって、使い勝手がいいんです」「あっぱっぱとも言うんですよ」と説明しました。

瀧昌は「“あっぱっぱ”?」と聞き返します。

なつ美は「歩くと裾がパッパッと開くから、そう言うそうです」と楽しそうに話しました。

ふたりで町を歩く時間

瀧昌となつ美は並んで町を歩きます。

瀧昌は、子どもの頃にこの町で遊んだ思い出や、海軍にお菓子を卸している馴染みのお店のことなどを、なつ美に語りながら歩いていきます。

なつ美は、それを嬉しそうに頷きながら聞いていました。

「この先で少し休憩しましょう」と瀧昌が言うと、「はい」と素直に返すなつ美。

しかしその時、ふと写真屋さんの前で足を止めます。そこには結婚式の写真がたくさん飾られていました。

なつ美に気づいた瀧昌は振り返ります。

なつ美は微笑みながら、その写真たちを静かに見つめていました。

つまずきと、手のぬくもり

再び歩き始めたふたり。

その途中で、なつ美は石につまずいてしまいます。

とっさに瀧昌がしっかりと受け止め、なつ美を支えます。

「危なっかしいので」と言って、瀧昌はなつ美の手をそっと握りました。

突然のことに驚くなつ美でしたが、瀧昌のぎこちないけれど真っ直ぐな優しさが嬉しくて、思わず笑みをこぼしました。

縁側で語るふたりの思い

家に戻った瀧昌となつ美は、並んで縁側に腰掛けます。

「両親が亡くなってからも、いろいろありましたが……この町が好きなんです」と、瀧昌は静かに語ります。

「だから、なつ美さんにもこの町を好きになってもらえたら……なんて」と、どこか照れたように続けました。

その言葉に、なつ美は優しく微笑み、「はい」と答えます。

「本当は俺の秘密の場所にも案内したかったんですけど」と話す瀧昌。

あの山を登っていくと、小川があり、夏になると蛍がたくさん飛んでとても綺麗だと教えてくれました。

ただ、見頃は6~7月のため、今の時期にはもう難しいようです。

瀧昌は、つい蛍の話に夢中になってしまいます。

蛍は、訓練で忙しい父が夏に帰ってくると、よく一緒に見に連れて行ってくれた、大切な思い出なのだと話してくれました。

その話を聞いたなつ美は、そっと瀧昌の手を握ります。

「来年、再来年も、その次の年も……一緒に見に行きたいです」と目を見て言うなつ美。

「我が家の恒例行事にしませんか?」と提案します。

「瀧昌さまが帰って来られれば……ですが」と、少し声を落とすなつ美に、

「それなら、必ず帰らないといけませんね」と瀧昌は優しく答えました。

ふたりは手を握りあいながら、穏やかに微笑むのでした。

テーラーを訪れたふたり

ある日、瀧昌となつ美はテーラーを訪れます。

きっかけは、柴原中佐からの一言でした。

「どうして軍服なんだ?」と問いかける柴原中佐に、瀧昌は「背広を持っていないので」と答えます。

するとすぐさま、「背広ぐらい作りなさい」と一喝され、柴原中佐に紹介されたテーラーを訪れることになったのです。

可愛らしい店主との出会い

店に入ると、瀧昌は「すみません」と声をかけます。

すると、出てきたのはなんとも可愛らしい少年でした。

子どもが少し苦手な瀧昌は戸惑い気味。

一方で、なつ美はにこやかに優しく話しかけます。

少年は、「父はお腹を壊しているので、今は僕が店主です」と胸を張って言いました。

それを聞いた瀧昌は「ならば出直しますか」と提案します。

すると、少年の顔がしゅんと沈んでしまいます。

「僕、できるよ」と真剣なまなざしで訴えるのでした。

なつ美のひと押し

困った瀧昌を見て、なつ美は微笑みながら声をかけます。

「昭平くんは一人前のテーラーでいいのかな?」

「そうだよ!」と力強く答える少年・昭平くん。

そのやり取りを見て、なつ美は瀧昌をじっと見つめます。

「え……」と瀧昌は戸惑いながらも、

「どうですか?瀧昌さま」と言われてしまっては、もう断れません。

「なら……お願いするか……」と、瀧昌はついに折れるのでした。

背中に乗って肩幅測定

そうと決まればと、張り切る昭平くん。

「ちょっと失礼します!」と言うと、なんと瀧昌の背中によじ登ります。

「なぜおんぶ……?」と戸惑う瀧昌。

どうやら肩幅を測るための方法のようです。

そんな不思議な光景に、なつ美は思わずくすりと笑ってしまいます。

そのおんぶ姿があまりに微笑ましく、つい「もし男の子が生まれたら、あんな制服を着せてみたい……」と妄想がふくらんでしまいました。

本当の店主、登場

その時、ようやく本当の店主である昭平くんの父が姿を現します。

状況を見た父は、勝手なことをしていた昭平くんを少し叱るのでした。

息子が失礼しました――本格的な背広選びの始まり

「息子が失礼しました」と謝る店主。

ここから、いよいよ本格的な背広選びが始まります。

とはいえ、生地の色、袖の形、胸のボタンの数や位置……と、決めることは山ほど。

瀧昌はすっかり圧倒されてしまい、「特に希望は……」と口を濁してしまいます。

こそこそ相談タイム

「私はこういうのからっきりなので、なつ美さんが選んでください」と瀧昌。

「私も男性ものは全然詳しくないので……」と、なつ美も苦笑い。

とりあえず選んでみた生地の色は“白”。

しかし、どうにも似合っておらず、ふたりとも困ってしまいます。

小さな助っ人、再び登場

そんな時、先ほどの少年・昭平くんがこちらをじっと見ています。

瀧昌が「何か助言があるなら言ってほしい」と声をかけると、

昭平くんは「さっきお父さんに怒られたから……」と遠慮がちに答えます。

「たくさん勉強したんだろ」と瀧昌が言うと、

「えっとね!あのね!」と、嬉しそうに生地を選びながら話し始める昭平くん。

その一生懸命な姿に、ふたりも思わず笑顔になります。

お茶をいただきながら、カフス選び

生地選びが終わると、なつ美はお茶をいただきながらひと息。

その間、瀧昌は店主と採寸に入ります。

なつ美と昭平くんは、カフスボタンを一緒に見始めます。

いろいろな種類を出してくれる昭平くんに、なつ美は「トンボ柄はあるかしら?」と尋ねます。

「トンボは前にしか進まないから“勝ち虫”と呼ばれているんですよ。お守りになればいいなと思って」と語るなつ美。

その優しい思いに、昭平くんもうなずいていました。

子どもも、悪くないかもしれない

採寸を終え、なつ美の元へ戻った瀧昌。

そこで目にしたのは、なつ美と昭平くんが仲良くカフスを選んでいる後ろ姿でした。

その和やかな光景に、瀧昌はふと「子どもも、いいものかもしれないな」と感じるのでした。

未来の話――ふたりのあたたかな想像

帰宅した瀧昌となつ美。

自然と、子どもの話題になります。

「瀧昌さまに似た子どもを想像してしまいました」と照れながら言うなつ美。

瀧昌は「なつ美さんに似たら可愛い」と優しく返します。

「“お父さん”って呼ぶんでしょうか?」と尋ねるなつ美に、

瀧昌はそっと、「“お母さん”…?」と問い返します。

そして少し間を置いて、

「俺としては、ずっと名前で呼んでほしいかな……なんて」

そう呟いた瀧昌は、照れ隠しのようにその場を離れるのでした。

夜の静けさの中で――ボタンに込めた願い

夜になり、なつ美はそっと机の上に並べたカフスボタンを見つめていました。

テーラーで選んだあのトンボ柄のボタン――。

渡すタイミングを、何度も何度も心の中でシミュレーションしていました。

そこへ、瀧昌が部屋に入ってきます。

なつ美は慌ててボタンを胸元に隠し、「家計簿と日記を書いていました」と咄嗟にごまかします。

「じゃあ、俺も書こうかな」と笑う瀧昌。

ふたりは並んで、今日一日を思い返しながら、静かにペンを走らせます。

日記に綴る、素直な気持ち

「たくさん書くんですね」と言う瀧昌に、

なつ美は照れながら「テーラーに行ったこととか、子どもが欲しいなって思ったこととか……」と答えます。

その言葉に瀧昌は思わず、「え、それって……」と戸惑いますが、

なつ美は続けます。

「だからお願いがあって……子宝のご利益がある神社に、一緒に行ってほしいんです」

まっすぐな願いに、瀧昌はつい照れてしまい、

「そんなこと言っても、初夜と同じことをするんですよ……」と小声でこぼしてしまいます。

自分の言葉に赤面した瀧昌は「今日はもう寝ます」と言い出し、立ち上がろうとします。

こぼれ落ちた気持ち

「あ、はい」となつ美も立ち上がろうとしたその瞬間、バランスを崩してよろけてしまいます。

すかさず瀧昌がしっかりと支える――そのとき、なつ美が胸元に隠していたカフスボタンがバレてしまいます。

「それは……?」と瀧昌が見つめると、なつ美は少し恥ずかしそうに、けれど真っすぐにボタンを手に取って言います。

「トンボは前にしか進まないから、“勝ち虫”って呼ばれてるんです。

瀧昌さまのお守りになればなと思って……」

瀧昌はその気持ちを受け止め、静かに微笑みます。

「戦地に行くわけでもないのに、武運長久なんて重すぎるかもしれませんけど……」と、なつ美は少し不安そうに続けました。

ふと、戦地の現実が胸をよぎる

その瞬間、瀧昌の脳裏には、船上での出来事が蘇ります。

ロンドンでの会議は決裂した――。

これ以上艦隊を減らされれば、まともな戦力は保てない。

海軍の長い休暇も、ここまでかもしれない。

この先、戦地に向かう日が来るのは、もう時間の問題なのかもしれない――。

あたたかな手のひらに救われる

沈黙に沈んだ瀧昌を、心配そうに見つめるなつ美。

「……すみません。仕事のこと、すっかり忘れていました」と瀧昌がぽつりとつぶやきます。

「それだけ、ゆっくり休めたんですね」と、なつ美。

その言葉に、瀧昌はなつ美の手をそっと握りしめます。

「……こんなに休めたのは、初めてです」

瀧昌の言葉に、なつ美はやさしく微笑み返すのでした。

朝の支度と、緊張のアイロンがけ

朝になり、なつ美は瀧昌の軍服にそっとアイロンをかけていました。

――アイロンなんて、久しぶり。しかも軍服なんて、大事なもの。

なつ美の手は、少しだけ震えていました。

実はなつ美、昔父の背広をアイロンで焦がしてしまったことがあるのです。

あの時の叱られた記憶がふと蘇って、胸の奥がきゅっとなります。

その後ろ姿を、静かに見守る瀧昌。

「見てても、あまり面白くはないかもしれません」と振り返るなつ美に、

「知らないことなので、結構面白いです」と瀧昌は微笑みます。

無事にアイロンをかけ終えたなつ美は、ようやくホッと息をつきました。

写真屋さんと、突然の来訪者

そのとき瀧昌は、先日なつ美が写真屋さんの前で立ち止まっていたことをふと思い出します。

「せっかくなので、写真を撮りに行きませんか?」

その言葉に、どこからともなく現れたのは郁子さん。

「それなら、お洒落しなきゃね~!」

郁子さんは勢いよくいろいろな案を出し始めます。着物?ワンピース?髪型は?帯はどうする?

「瀧くんは、どれがいいと思う?」と郁子が尋ねると、瀧昌は少し戸惑って「……どれでも似合いそうなので」と答えました。

その答えに、郁子はぴしゃりと眉をひそめて、

「“どれでもいい”なんて言うなら、瀧くんは外で待ってて!」

褒めたつもりだったのに、と内心しょんぼりする瀧昌でした。

鏡台の前で――察する別れの気配

鏡台の前で、なつ美は郁子に髪を整えてもらいながら、ふと尋ねます。

「今日、柴原さんは一緒じゃないんですか?」

「もう船に戻ったわよ」と郁子。

その言葉に、なつ美はハッとします。

――ということは、瀧昌さまも、もうすぐ……。

別れの気配が、現実味を帯びて胸に迫ります。

写真館でのすれ違い

着飾ったなつ美に、「問題ありません」と言った瀧昌。

その一言は、ただの照れ隠し。だけど、なつ美には少しだけ物足りなく響きました。

写真館についてからも、なつ美の頭はぐるぐると思いでいっぱいでした。

いつ出立するんだろう

いつ港を出るのだろう

いつ帰ってくるんだろう

――聞きたい。でも、困らせてしまうかもしれない

そんな思いが言葉にできず、シャッターを切る瞬間も、なつ美は少しうつむき気味。

瀧昌は、そんななつ美の様子がどこか気になっていました。

写真を撮り終えた後、なつ美はカウンターで受け取りの説明を受けます。

「現像は、明日のお昼頃になるそうです」

その報告に、「そうですか。じゃあ、受け取って郵送してください」と返す瀧昌。

――一緒に取りに行きましょうって、言ってほしかった。

なつ美は、胸がじんわりと痛くなって、泣きそうになるのを必死でこらえるのでした。

写真館のあと、静かな帰宅

帰宅した2人。部屋の中には、少しだけ張り詰めた空気が漂っていました。

「……写真館で、妙な言い方をしてしまい、すみません」

ぽつりと瀧昌が謝ると、なつ美は少し驚いたような顔で、すぐに笑みを作ります。

「大丈夫です。荷造りはもう? 何かお手伝いすることはありませんか? またアイロンかけましょうか?」

次々と口からこぼれる言葉。けれど、それは平静を装うための必死の防波堤。

「……さみしい」

ふと、堪えきれずに漏れた一言。気づけば涙があふれていました。

その涙に驚くように、瀧昌はそっと肩を寄せ、なつ美の背中に手を添えました。

そして、少しの間なつ美の頭を静かに撫でたあと、ふと「そこで待っていてください」と言って席を立ちました。

ぽつんとひとりになったなつ美は、自分の胸を抱えながら小さくつぶやきます。

「お国のために働いているのに……こんなに泣いて、私、妻失格ですね……」

髪を切るという約束

少しして、瀧昌は戻ってきました。

彼は優しい手つきで、なつ美の頬に伝う涙を指で拭います。

「俺は……なつ美さんの寂しさを完全に癒せるような言葉も、方法も持っていません。だから、両親の真似をします」

そう言って、瀧昌は一丁のハサミをそっと差し出しました。

「父はいつも、出立の前に母に髪を切ってもらっていました。それは、後ろ髪を断ち切るという決意と、必ず帰ってくるという約束の印だったそうです」

「……切らせてください」

なつ美は泣きながら、そのハサミを受け取りました。

髪を切りながら紡がれる物語

なつ美が丁寧にハサミを入れていくと、瀧昌はぽつりぽつりと、父の話を始めました。

冗談ばかり言う父。そんな冗談を受けて笑う母。

食卓の何気ないやり取り。ふとしたときに口ずさむ鼻歌。

思わずなつ美も、くすっと笑ってしまいます。

「……お会いしたかったです、瀧昌さまのお父さまにもお母さまにも」

なつ美のその言葉に、瀧昌は少し遠い目をして、「誰かに話したのは、亡くなって以来です」と静かに言いました。

そのとき、ふと記憶がよみがえります。

父が帰ってこなくなった日のこと。

母の背中が、小さく震えていたあの日。

「辛いことを思い出してしまいましたか……?」

なつ美がそっと尋ねると、瀧昌は首を横に振り、「いえ……」とだけ答えました。

そのまま、なつ美は静かに、愛おしむように瀧昌の髪を切り続けるのでした。

とうとうお別れの朝

朝食を囲む2人。瀧昌は「うまい」と言い、嬉しそうに食事を楽しんでいます。その姿を見て、なつ美は微笑みながら幸せそうに見守ります。

そして、とうとうお別れの時間がやってきました。玄関先でお見送りをするなつ美に、瀧昌は「行ってきます」と声をかけます。それに対し、なつ美は「どうかお気をつけて」と心配そうに見送りました。

その時、瀧昌は袖につけたトンボ柄のカフスボタンをなつ美に見せます。これはなつ美が買ったもので、その一言でなつ美は元気よく「行ってらっしゃいませ」と微笑みました。

1ヶ月後の忙しい日々

時は流れ、1ヶ月が過ぎました。なつ美は忙しい日々を送っていました。海軍士官の妻たちが集まる「花筏の会」の準備に追われていたのです。

座布団を並べるなつ美。急いでいたため、生け花を倒してしまいます。慌てていると、そこに1人の女性が現れます。

「あなた、見ない顔ね」と言われたなつ美は、「江端瀧昌の妻、なつ美です」と答えます。その女性は、「私は花筏の会の会長です」と自己紹介をします。

その後、会長から小姑のようにグチグチと嫌味を言われますが、そこに助けに入ってくれたのは芙美子という女性でした。芙美子がいるならと、会長は席を外していきます。

なつ美は芙美子にお礼を言い、心から感謝の気持ちを伝えました。

片付けと準備が終わり

片付けや準備が無事に終わり、なつ美は今日の流れと参加者、席次の紙を芙美子から渡されます。芙美子は「奥様のお名前と旦那様の階級を頭に入れておくように」と指示を出しました。

その後、話を聞いていると、芙美子は手伝いに駆り出されただけで未婚であることが分かります。なつ美が「年上の方かと思った」と言うと、芙美子は「年上ですよ」と答えました。

慌てて謝るなつ美に、芙美子は「慣れているので気にしないで」と笑顔で返答します。芙美子はタイピストとしての誇りを持っていることを淡々と語り、その姿に驚きながらも憧れの目を向けるなつ美。なつ美は「素敵ですよね〜」と褒めちぎります。芙美子は褒められ過ぎて恥ずかしい気持ちを抱きながらも、次の説明を始めました。

伯母に気をつけて

芙美子は「伯母に挨拶をする時は伯母の話を遮らないように気をつけてください」とアドバイスをします。この言葉が今後の展開にどんな影響を与えるのか、少し不安な予感が漂います。

花筏の会、いよいよ開始

そして、いよいよ「花筏の会」が始まります。なつ美は会長にお茶を出しに行きますが、手が震えてこぼしそうになります。緊張と不安が入り混じる中、会はスタートしました。

次回への期待が高まる、3話の終わりとなります。

▶︎【ネタバレあり】前回の感想はこちらの記事でご紹介しています。

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