キユーピー株式会社が育児食事業の終了を発表しました。1960年にスタートし、多くの親子に寄り添ってきたシリーズが、2026年8月末をもって生産・販売終了となることが明らかになりました。
理由は、販売の低迷とコストの高騰によるもの。少子化の影響も背景にあります。

今回はキューピー株式会社が育児食の生産を終了する経緯や、それに対するSNSでの反響、また今後の代替品について書いていきます。
1960年から65年…長年の育児の味方が終わりを迎える


キューピー株式会社の公式サイト【育児食の生産・販売終了のお知らせ】全文はこちら
育児食の生産・販売終了のお知らせ
約1年後の2026年8月末をもって生産を終了し、順次販売も終了します
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:髙宮 満)は、約1年後の2026年8月末をもって育児食(ベビーフード・幼児食)の生産を終了し、順次販売も終了します。
生産・販売の終了にあたっては、急な供給停止によるお客さまやお得意先の皆さまへのご負担を最小限にとどめるため、本発表から生産終了まで約1年間の期間を設けております。この1年間を、当社育児食をご利用いただいているお客さまが引き続き安心して商品をご購入いただける期間として、また今後の商品選択を検討する期間としていただけるよう、今後の対応に努めてまいります。
当社は1960年の発売以来、65年間にわたり育児食を生産・販売してきました。しかしながら、近年は自社の販売数量の低迷に加え、原資材価格やエネルギー費の高騰によるコスト増などの厳しい市場環境に直面しておりました。商品継続のために、設備投資や販売促進を含むあらゆる検討を重ね、立て直しを図ってまいりましたが、お客さまにご満足いただける品質を維持しつつ生産を継続することが困難であると判断し、誠に遺憾ながら生産・販売の終了を決定いたしました。
育児食の生産・販売は終了しますが、これまで培ってきた「品質」への姿勢を継承し、子どもたちの食と健康に貢献する活動は継続してまいります。
長年にわたり当社育児食をご愛顧賜りましたことに、心より感謝申し上げます。
引用元:キューピー株式会社公式サイト 6月12日のお知らせより
SNSでは育児中のママさんたちから、



キューピーが育児食から撤退すると聞いて 絶望している、、、。



キューピーにどれだけお世話になったか…。やめないでー!



ダメだ……キューピーのあの瓶詰めのやつがないなら2人目の難易度高すぎる……こども産めない…
などなど、切実な声が次々と上がっています。
いつ終わるの?対象商品は?
■販売終了になる商品
対象商品群および品目数:育児食 全72品目※
※ 品目数について、容量や包装形態が異なる場合は別品目としてカウントしています。
商品群 | 品目数 | 賞味期間 |
---|---|---|
瓶詰 | 21品目 | 24ヶ月 |
にこにこボックス(カップ容器) | 20品目 | 19ヶ月 |
レンジでチンするハッピーレシピ(レトルトパウチ) | 14品目 | 19ヶ月 |
ベビーデザート | 6品目 | 8ヶ月/12ヶ月 |
おやつ | 2品目 | 13ヶ月 |
やさいとなかよし(ごはん・麺用ソース) | 7品目 | 25ヶ月 |
やさいとなかよし(スプレッド) | 2品目 | 13ヶ月 |
実際に我が家でも瓶詰やにこにこボックスには大変助けられました。



離乳食作りに奮闘していたあの頃、キューピーの商品がどれだけ支えになっていたか…。
なぜ終了するのか?少子化だけが理由じゃなかった
報道によると、今回の終了の背景には
- 販売数の低下
- 原材料やエネルギーコストの高騰
- 設備の維持が困難
といった事情があるそうです。
ただ、キユーピーとしても苦渋の決断だったことは伝わってきます。
すぐに販売を止めるのではなく、1年以上の猶予期間を設けるというのも、育児家庭への思いやりがあってこそ。



最後の最後まで、「子育てするママやパパに寄り添う姿勢」を貫いてくれたと私は思います。
これからどうすれば?代替案と私たちができること
では、キユーピーの育児食がなくなったら、何を選べばいいのでしょうか?



現時点での代替候補をまとめてみました!
代替ベビーフード候補
- 和光堂(アサヒグループ)
昔からの老舗。品ぞろえも豊富! - ピジョン
ベビーフードだけでなく食器やおやつも豊富。最近は味のバリエーションも増えています。 - 無添加・手作り系ベビーフードメーカー
ファン多し。通販・定期便なども充実しています。
今後の動きに注意!
キユーピーの撤退を受けて、
- 他メーカーのベビーフード需要が急増
- 一部商品の品薄化・買い占めの可能性あり
…といった変化も考えられます。



買いだめする際は賞味期限と必要量をよく確認して、無駄にならないようにしたいですね。
SNSでも悲しみの声続々…
X(旧Twitter)やInstagramでは、悲しみや驚きの声がたくさん投稿されていました。



キューピーのベビーフード…!
0歳から1年半くらいずっとお世話になってきて、これがあったから保育園預けて復職できた。 朝晩キューピーで育ててきたから、離乳食一度も作らずに済んだの…野菜も果物も充実、チキンライスと鯛めしは最高。



え、なに?キューピー離乳食なくなんの?もう3人目無理やん?ってくらい大事件。 長男は手作り頑張れたけど第二子の娘ほぼキューピーで新食材….少子化つらすぎん?



キューピーのニュースに凹んでる。少子化つら。悲しい。こうやってどんどん子育てがしにくくなっていくんだなぁ…悪循環….
…本当に共感しかありません。
私自身の本音を少しだけ…。
私も2歳の娘の離乳食時代、まだ1人目だったこともあり



頑張って全部手作りしよう!
と、意気込んでいました。
でも現実はなかなか大変で、時間も心も余裕がない日には、瓶詰やにこにこボックスにどれだけ助けられたことか…。
正直、「もし次があるなら、もっとベビーフード活用しよう」と思っていた矢先だったので…このお知らせは本当にショックでした。
まとめ:ありがとう、キユーピー
65年間、たくさんの家庭を支えてくれてありがとう。
そしてこれからも、育児食がなくなっても「子どもたちの食と健康に貢献する」というキユーピーの姿勢を、私は応援していきたいと思います。



読んでくださった方にも、必要な情報と少しの安心を届けられていたらうれしいです。
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